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(ロシア革命の貨幣史) シベリア異聞 《解 説》 シベリアの社会・政治情勢 1918−22年 ロシア革命後の内戦、列強の軍事干渉を経て、極東共和国が成立するまで
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本稿 「(ロシア革命の貨幣史) シベリア異聞」 は、シベリア出兵当時 (1918年〜1922年) のシベリア・極東地方における通貨事情を概説するものであるが、そこではその背景となる当時の社会・政治情勢を把握しておくことが望まれる。 以下の 《解 説》 を一読されたい。
è 緩衝国家設立構想
シベリアとは、1917年まではウラル以東、太平洋までの全地域をさす言葉であったのが、革命の過程で、この地域は極東とシベリアの二つに分けられた。
革命後の用語法では、「極東」 とは、極東共和国の版図に入った部分、すなわち、日本軍の侵略を受けた地域をさす。 ・・・
一方、「出兵」 した日本側にとっての 「シベリア」 とは、バイカル以東の、「極東」 をさす。
《解 説》
シベリア争乱 1918−20年 / |