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このサイトでは、1917年のロシア革命に前後するロシアの激動の時代を、当時流通していた通貨の変遷を透して、実証的に概観することを意図しています。 このサイトは、冊子 「ロシア革命の貨幣史」(1986年4月) を 電子書籍 として、 Web 公開用に改編したものです。
このサイトは、以下の稿で構成されています。
1897年に実施されたロシアの金本位通貨制度の発足から、第一次大戦およびロシア革命を経て国内戦争が終結し、 崩壊した貨幣流通制度が ソヴェト政府による新経済政策 (ネップ) の下で再建されるまでの、 ロシア激動の時代の通貨事情を概説しています。
はじめに
本稿で取り上げた新経済政策 (ネップ) での貨幣改革以降、およびソヴェト貨幣終焉から現在に至るまでの概略史については、
ロシア通貨の変遷 (社会主義的工業化の時代)
を参照してください。
「ロシア革命の貨幣史」 を彩るトピックのひとつとして、 北カフカスのアルマヴィルで、国内戦争真っただ中の 1918年に製造・発行された3種類の額面の銅貨を紹介しています。
この逆説的標題で取り上げる奇妙な貨幣代用物は、戦時共産主義から新経済政策 (ネップ) へ移行する、時代の転換期に発行されました。 その試みは失敗だったようですが、金銭の受払を伴わない労働交換の手段を具現化したものとして、 興味が尽きません。
戦時共産主義から新経済政策 (ネップ) への転換期の1922年に、ロシア革命以前に製造された 「ニコロ・パヴダ勤労者消費組合」 の銘のある黄銅製の代用貨幣が発行されました。 現在の地図帳にはないニコロ・パヴダとはどこか、どのようないきさつで製造され、発行されたのか、などについて解明します。
「ロシア革命の貨幣史」 のシベリア篇です。 ロシア革命後の動乱の時代のシベリア・極東地方における通貨事情や、チェコスロヴァキア軍団と反革命軍部隊による黄金強奪事件と日本軍部のかかわりについて概説しています。
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