露西亜貨幣 撰 |
帝政ロシアの通貨事情/18世紀 ピョートル一世の貨幣 — 2ルーブル金貨、1721年 Монета Петровского времени — Золотые два рубля 1721 г.
従来ロシアでは、褒賞用または貿易用として、西欧のダカット金貨 (ドゥカート Ducat) に相当する 「チェルヴォネツ червонец」と呼ばれる金貨 (3.45グラム、金品位1000分の970、純金量3.36g) が製造されされていた。 チェルヴォネツ金貨は、額面価格がなく、価格は金の時価の変動に左右された。 1718年になって、チェルヴォネツ金貨よりも若干純度の下がった2ルーブル金貨 (約4.1グラム、金品位1000分の781、純金量3.20g) が製造された。
2ルーブル金貨、1721年 ![]() ![]()
貨幣規格:
表面〜1
裏面 1718年2月14日付 勅令 「2ルーブル貨幣は、品位75/96(781/1000)の金1フント(約409.5g)から100箇」製造。 Именной указ от 14 февраля 1718 г. 2-рубдевики: 100 штук из 1 фунта золота 75 пробы. 1フント=96ゾロトニク=96×96ドーリャ=409.5g(1ドーリャ=0.0444349g) 現行の一円アルミ貨と同径の小さな金貨ではあるが、満足のいく状態を保った、ピョートル好きにはたまらない逸品である。
本品は、蒐集貨幣の鑑定会社 PCGS(Professional Coin Grading Service) のスラブケースに封入されており、 金貨に直接触れることができなくなっている。 PCGS AU50 #84127043 è "https://www.pcgsasia.com/Cert/84127043"
宮廷貨幣 ― ポルチーナ金貨
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ひげ税記章 (髭トークン)1705年
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